牡蠣といえば、やはりカキフライ

我が家の冬に欠かせないもののひとつに、牡蠣があります。母が広島出身で、毎年親戚から送られてくるのです。私の記憶では、母がスーパーで牡蠣を買って来たことはありません。なんで?と聞いたら、おいしくないから。という単純な答えが返って来ました。足りなくなれば、広島の牡蠣屋さんに注文するくらい、我が家では牡蠣といえば広島、なのです。牡蠣といえばやはり、カキフライでしょう。牡蠣が届けば、その日のメニューは決定したも同然ですね。カキフライを食べるとなると、我が家ではなんとなく戦争っぽくなります。当然ながら、参加者が多いほど激化します。衣つけまでは、割りとのんびり「いやー、またこの季節が来たねぇ。」などと話しながら進めるのですが、いざ揚げる段階になると、ちょっと空気が変わります。まず、母以外はテーブルについて「待ち状態」に入ります。音を聞きながら匂いをかぎながら待って・・・食べる準備ですね。そして・・・揚がったカキフライがドンッとテーブルに置かれたと同時に、よーいスタート。片っ端から平らげていきます。ひたすらこの繰り返しです。揚げたてにレモンを絞って・・・。最高ですね。揚げるより食べるほうが当然早いのですが、それがまたなんだかいいんです。じらされている、とでも言いましょうか。みんなでじりじりしながら待つのがいいんです。途中で母と交代し、食べる側にまわってもらい、今度は私がひたすら揚げる係になります。もうこの頃には、油の色は変わり、出来上がったカキフライもずいぶん茶色くなってしまいますが、そのへんはご愛嬌で。これをやらないと、年が越せません。寒いのは苦手ですが、牡蠣がおいしい季節となれば、まあいいか、と思えるのです。